佐々木弥生さん NZ バレエ留学
New Zealand School of Dance (NZSD)へ、今年1月から本コース正規留学中の佐々木弥生さん(小石川バレエスタジオ マスタークラス所属)が休暇で2週間の帰国中です。NZSDバレエ学校の生徒として過ごす毎日を報告して頂きました。
入学1週目は全てが導入コースで、足裏トレーニング、脚(O脚等)の矯正の仕方、ジムの使い方などの詳細な説明を受けながらスタートしました。
毎日のレッスンの前にはウォームアップといって体幹トレーニングや柔軟の時間が必ず1時間半あります。クラシカルレッスンは1週間ごとに振りが変わり、金曜日は月~木の応用が入ります。順番はとてもシンプルですが、かえってそのほうが難しく、身体の使い方について常に考えながらクラスを受けています。授業は舞踊の歴史、音楽の授業が2週間に1度ずつある他、栄養学、解剖学、ヨガもあります。
コンテンポラリーの授業は入学から1ヶ月が過ぎた頃に始まりました。初心者でも良く分かる説明を受けながら、クラシックにはない動きで踊る楽しさも感じてきました。キャラクタークラスは、基礎のキャラクター バーとステップの練習。Term2に入ってからは英国ロイヤル版のナポリを練習しました。コールドバレエの練習としてバレエ団の古典のレパートリーを練習する時間もあり、これは毎学期末の最終日にあるパフォーマンスで発表します。
3月にはデンマーク王立バレエスクールからのゲスト教師によるブルノンビルスタイルのレッスンがありました。振りがとても複雑で、センターのアンシェヌマンはアレグロを中心に一つのヴァリエーションのように盛り沢山で、初日はクラスメートの殆どが動けなくなったほどです。3日目くらいからようやく慣れ、バーレッスンでのアームスや顔の付け方などの約束事等、スタイルの違いも勉強しました。
ロイヤルニュージーランドバレエのリハーサル見学や公演鑑賞、英国ロイヤルバレエ等のライブ・ビューイングも頻繁に観に行けるチャンスがあり、留学生活は日々充実しています。
各タームの最後の2週間は、クラシカル及びコンテンポラリーのアセスメント、そして最終日のインサイトパフォーマンスの2つのイヴェントで終了です。
Term2の1年生のアセスメントはディレクター、2年生の担当教師、元RNZBミストレス、RAD資格認定教師の4人の審査により緊張の中で行われました。2年生になると、RNZBのバレエ団のディレクターも審査に加わるそうです。パフォーマンスでは「白鳥の湖」からact1の貴族の踊りとact3のマズルカ、コンテンポラリー作品等を発表しました。クラスメートと楽しく精一杯踊る事が出来たと思います。
休暇後のTerm3、 4 には、スクール創立50週年の記念行事が予定されています。11月にセントジェームス・シアターで行われる記念公演の様子なども、又ボナテラの皆さんにご報告したいです。